薬を売ったら終わりではありません。

新人時代は、商品を売った後で「この選択でよかったのか?」と不安になることもしばしばです。

その後の経過、薬の効果を聞くチャンスは逃がさずに。

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「また来てください」の声かけが成長につながる。

症状の聴き取りをして、お客様が納得して購入されたら、ㇹッと一息つきたくなりますが、薬を売ったらそれで終わりではありません。「その商品の選択は本当に正しかったのか?」「症状はちゃんと治まったのか?」・・・・・気になりませんか?

接客の最後に「何かあったら、また相談に来てください」「商品の使い方で困ったことがあったら、いつでも電話してください」という声かけをしましょう。

特に新人登録販売者は、なるべく早く接客を終わらせたい心理から、お客様と深く関わることを避けたくなり、なかなか「また来てください」と言えないかもしれません。また、店舗によっては、そもそも一人一人とじっくり関わることが不可能というケースもあるでしょう。

すべての登録販売者におすすめするわけではありませんが、「また来てください」と言う言葉は、症状や薬に対して不安を抱いているお客様にとって、安心できる声かけではないかと思います。

期待した効果を得るためにも、販売時に正しい使い方などの情報提供を行ないますが、それでも使用中に疑問や不安が生じることはあります。

声かけをすると実際にまた来店する人は多いと思います。「あの薬効いたよ!」「まだよくならないから、今度は別の薬にしょうかな?」などと、効果の報告や再度の相談を受けることもよくあります。こちらとしても声をかけた以上、また来店されることを想定して調べておかなければなりません。勉強しなければならない状況に自分を追い込む意味でも、有効です。

便秘で悩む女性

新人登録販売者からは、「接客が怖い」「接客が長引くと困る」という声をよく耳にします。「知らないことを聞かれたらどうしょう。」「間違ったことを伝えたしまったらどうしょう。」と不安が先に立つのは理解できます。それでも、売った薬が効いた、効かなかったという情報や、相談が多い事例などを記録しておくことは、スキルアップ医する上で大きな財産になります。

接客に自信が持てない新人の時こそ、積極的に「また来てください」と言いましょう。そして、お客様との信頼関係を少しずつ築いていきましょう。

💛安心感を与える接客の例

・「何かあったら、また相談に来てください」と声掛け

・「商品の使い方で困ったことがあったら、いつでも電話してください」と声掛け

・店内の他の資格者と情報共有

◎気になる接客事例や再来店の確立が高いケースは、その内容をスタッフ間で共有し、自分が店頭にいない時に来店されても対応できるようにする。